初心者必見 ZEH・高気密高断熱・耐震等級の違いを徹底比較!

住宅性能を比較!ZEH・高気密高断熱・耐震等級とは?
マイホームづくりを考えたとき、間取りやデザインと並んで大切にしたいのが「住宅性能」です。住宅の性能は、住まいの快適さや安全性、そして光熱費や災害時のリスクにも大きく関係します。
この記事では、特に注目されている以下の3つの住宅性能について、特徴と違いをわかりやすく解説します。
- ZEH(ゼッチ)
- 高気密・高断熱住宅
- 耐震等級
これからの住宅選びに、ぜひ参考にしてください😊
ZEH(ゼロエネルギーハウス)とは?|補助金にも対応するエコ住宅
ZEH(ゼロエネルギーハウス)とは、住まいの断熱性・省エネ性能を高め、太陽光発電などでエネルギーを創ることで、年間のエネルギー消費量を実質ゼロに近づけた住宅のことです。
◇ ZEHの仕組み
- 断熱性能の向上:高性能断熱材やLow-E複層ガラスなどで外気の影響を最小限に。
- 高効率設備:LED照明、高効率エアコン、エコキュートなどを導入。
- 創エネ設備:太陽光発電+蓄電池を設置し、自家消費を促進。
◇ ZEHのメリット
- 電気代の大幅削減(売電で収入になる場合も)
- 国の補助金(※毎年内容は変更)を受けられる可能性
- 脱炭素・カーボンニュートラルの時代に即した住宅
◇ 注意点
- 初期費用は一般住宅より高め
- 発電量は屋根の形状や向き・日照条件に左右される
高気密・高断熱住宅とは?|快適で健康的な住まい
「高気密・高断熱住宅」は、冷暖房効率を上げてエネルギーを無駄にしない快適な住まいを指します。
◇ 高断熱の基準
- UA値(外皮平均熱貫流率)で評価。数値が低いほど断熱性能が高い。
- 北海道など寒冷地では「0.46以下」が望ましいとされる。
◇ 高気密の基準
- C値(相当隙間面積)で評価。数値が低いほど気密性が高い。
- C値=1.0以下が高気密の目安。0.5以下ならトップレベル。
◇ メリット
- 夏は涼しく、冬は暖かく、冷暖房費が節約できる
- 結露が起こりにくく、カビやダニのリスクが減る
- 室内温度差が少なく、ヒートショックのリスクも軽減
◇ 注意点
- 設計・施工の質が重要(断熱材の入れ方・気密施工の精度など)
- 高気密にするなら24時間換気システムは必須
耐震等級とは?|万が一の地震に備える住宅性能
地震大国・日本では、耐震性能は家選びの大前提。その基準となるのが「耐震等級」です。
◇ 耐震等級の定義
- 耐震等級1:建築基準法の最低基準。震度6強〜7程度に1回耐えられる。
- 耐震等級2:等級1の1.25倍の耐力。主に学校や避難所に使われる。
- 耐震等級3:等級1の1.5倍の耐力。警察署や消防署など災害拠点レベル。
◇ メリット
- 家族の命と財産を守る
- 地震保険の割引率が高くなる
- 資産価値が維持されやすい(売却時に有利)
◇ 注意点
- 等級3でも「絶対に壊れない」わけではない。家具の固定や備蓄も重要。
- 壁の量・配置、構造計算などで取得可否が決まるため、早めに設計士に相談を
性能のバランスを考えることが重要
ZEH、高気密高断熱、耐震等級はそれぞれ特長がありますが、どれか一つに偏るのではなく、住む人のライフスタイルに合ったバランスの取れた設計が大切です。
たとえば…
- 寒冷地ならまずは断熱性を重視し、その上でZEH化を検討
- 災害リスクが高いエリアでは耐震等級3を優先
- 光熱費を下げたいなら高気密・高断熱+太陽光が効果的
🏡 「快適・省エネ・安心」の家を建てるために考えておきたいこと
✅ 快適|日々の暮らしをストレスなく過ごすために
- 室内の温度差をなくすには、断熱・気密性能のバランスが重要
- 採光・通風・遮音性の設計が、生活環境の質を左右する
- 家事動線や生活導線の設計が、暮らしの快適さに直結する
- 可変性のある間取り設計は、将来のライフスタイルの変化に柔軟に対応できる
✅ 省エネ|無理なく光熱費を抑えるために
- 高気密・高断熱の性能は、冷暖房効率を左右する重要な要素
- ZEH基準を満たすことで、一次エネルギー消費量の削減が可能
- UA値・C値といった性能値は、家のエネルギー効率を定量的に判断する目安になる
- 太陽光発電や高効率設備の導入で、ランニングコストの削減が期待できる
✅ 安心|災害から家族を守るために
- 地域特有の自然災害(雪害・水害・暴風など)に備えた設計・対策が必要
- 万が一の地震に備えるためには、耐震等級に重点を置いた構造を選ぶ
- 「制震」「免震」などの技術も併せて検討し、地震エネルギーの吸収を図る
- 地盤調査の結果に基づいた基礎設計は、安全な家づくりの出発点
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