【新築一戸建て 注文住宅】リビング階段のメリット・デメリット
住まいの上階と下階をつなぐ階段には様々なタイプがありますが、特に子育て世代に近年人気な「リビング階段」。今回は改めてそのメリットとデメリットを確認してみます。
【メリット】
①家族が顔を合わせる機会が増える
2階に子ども部屋がある場合、帰宅時に玄関から自分の部屋へ直行することを防ぎ、家族のいるリビングを必ず通るため、コミュニケーションが取りやすくなります。
②限られたスペースを有効活用できる
一概に言えませんが、一般的には階段をリビングの一部に取り込むことができるので、空間を有効利用できることはメリットの1つと言えます。
③上からの光を取り入れ、空間的な広がりが生まれる
上階の窓と階段位置によっては、上階から陽の光をたっぷり取り入れることが可能。プランによっては、空間に広がりを感じることも出来るでしょう。
④空間のデザイン的なポイントになる
近年はデザイン性の高い階段商品も増えています。そういったものを取り入れ、敢えて階段を主張するプランも、空間のイメージを大きく変えるのではないでしょうか。
【デメリット】
①冷暖房効率が低下しやすい
プランにもよりますが、リビング階段から空気が逃げてしまうことで冷暖房効率が低下してしまうことがあります。住まい全体の断熱性能を高めることは大前提ですが、階段部に扉を設けることも対策の1つとして考えられます。
②キッチンからのニオイが届いてしまう
階段とキッチンが近い場合や、リビングダイニングキッチンがひと空間の場合などは、ニオイが上階まで届いてしまうことがあります。
③上下階の音が響く
リビングのテレビの音が届いたり、子ども部屋で遊ぶ子ども達の声が響いたりするケースもあります。
でもこれは逆に言うと「家族の気配を感じる」というメリットでもあるかもしれませんね。
メリット・デメリットと言っても正解・不正解になるわけではありません。
このようなことがあることを知った上で、どこに設置するかしっかり検討しましょう。
「リビング階段」に限りませんが、間取りをつくる際には、現在だけでなく将来的な家族の変化、年齢や構成の変化を見据えることがとても大切です。
ハウスリンクでは階段の事例は勿論、
間取りをつくる上でプロによるアドバイスも行います。どんな間取りが良いのか迷ったときは、ぜひご相談ください。